春樹元年 〜日経MJと教育をベースに雑多なブログ〜

日経MJと村上春樹のファンです。ブログ名は村上「春樹」ともうすぐ年号が変わるので「元年」をくっつけました。東京都で小学校教師をやっています。「ファンタジスタ(規格外な閃きや創造性で、あらゆる人を魅了する)」な実践を積み上げ、ファンタジスタな教師になることを目標としていました。ただ、今はブログにも夢中です。頭に浮かんだ閃きを整理するために書きます。※本ブログに記載してある内容は個人の意見です。

北斗神拳のような授業!?

学校公開を利用して、Taichi Inoue先生の授業を観に行きました!
国立市の中学校です!

教科は理科。さすがは中学校、小学生より教科書の内容がすごく難しくなっているなーと感じました!

Taichi Inoue先生は『学び合い』に関する記事を教育雑誌にも書かれており、ぜひぜひ参観したいなぁと思いました!

授業は2時間観させていただきました。1時間はすべて、もう1時間はぐるっと他の教室を参観してから、ラスト15分ぐらいを観させていただきました。

たくさんの感想がありますが、敢えて一言で言わせていただくと、井上先生の授業は…

北斗神拳みたいな授業でした!」

つまり、生徒の潜在能力をできる限り引き出す授業ですね。

得てして、教育というのは「能力の低い子どもに対して(パラメーター10だとしましょう)、20だ、30だ、プラスを身につけさせよう」となりがちです。

もちろん、それもとても大切な教育ですが、

一方、

「もともと子どもには100の力がある。しかし、この教育では30しか引き出すことができない。では、いかに100の力が出せるようにするか」という教育もあると思います。

「子どもたちは有能だ」という児童観(生徒観)をベースにするのが『学び合い』、まさしく井上先生の授業は子どもたちの力を引き出しているのだと思いました! うーむ北斗神拳!!

もう少し付け加えると、「先生だけが頑張る授業」ではなく、「先生と生徒たちが共に頑張る授業」でした。
こうなりゃ、先生一人では不可能なダイナミックさが授業に生まれるのも当然です。

ちなみに僕は子どもたちの力を引き出すには、「環境」が大切だと思っています。

「学びのインフラ」と自分では言っていますが、ここはもっと有名な「サンマ(三間)」を使って説明します。

三間は「空間、時間、仲間」(岩瀬先生のブログ、もしくは著書「あそびの生まれる場所」から引用)です。

井上先生は「三間」のマネジメントがとても巧みだと思いました。

(空間について)
・場所は理科室。実験道具、材料がたくさんあります。一見「これも実験道具なの?」といえるような物もたくさんありました。先生が揃えたそうです。この豊富な道具、材料のおかげで、子どもたちはどんどん自分のアイデアを出し合って、実験を楽しんでました。
・実験は「机上」にこだわりません。必要ならば床も使います。教室という空間をフルに生かしていました。

(時間について)
・単元で構成された授業計画でした。ですので、本時は説明が最小限で済みます。無駄を省いたシンプルな授業。しかし、そのおかげで子どもたちは実験の時間が多く取れ、何度もトライ&エラーを繰り返すことができました。

(仲間について)
・頭を引っ付けて実験に没頭しています。ある「仕切りたがり屋」や「傍観者」がいるわけでなく、全員が学びに取り組んでいます。また、ある男子がある実験をしたら、ある女子が「私も!」といって、真似をしたのも印象的でした。男女共に仲のいいクラスです。小学校教師の自分にとって、教科担任制で人間関係を築けるのはすごいと思いました。

あとはもちろん課題設定や生徒との接し方のよさは言うまでもありません。

何よりも難しい年頃の中学生が、まるで小学生のように楽しく授業に取り組んでいる様子が本当にすごかったです!

もちろん、他の授業も、先生の説明や板書はとても丁寧でわかりやすく、生徒も集中して取り組んでいました。

ただ、やはり井上先生の授業は「子どもたちの力を引き出す」点において、群を抜いていたと思います。

どちらがいいのか、悪いのか、ではなくて、

北斗神拳か、南斗聖拳か、の違いですけどね!

大変、顎がましいですが、井上先生の児童観(生徒観)、指導観は僕と似ているところがあるので、今日はものすごく勉強になりました!

お忙しい中、FBで学校公開をお知らせしてくれた井上先生には本当に感謝です! ありがとうございました!