春樹元年 〜日経MJと教育をベースに雑多なブログ〜

日経MJと村上春樹のファンです。ブログ名は村上「春樹」ともうすぐ年号が変わるので「元年」をくっつけました。東京都で小学校教師をやっています。「ファンタジスタ(規格外な閃きや創造性で、あらゆる人を魅了する)」な実践を積み上げ、ファンタジスタな教師になることを目標としていました。ただ、今はブログにも夢中です。頭に浮かんだ閃きを整理するために書きます。※本ブログに記載してある内容は個人の意見です。

宿題契約

なんというか自分らしい実践。

 

実践名を結論からいうと、

 

その名も、

 

 

 

「宿題契約」

 

 

だ。

 

 

昨今、宿題についての「◯✕」が問われている。

 

どっちよりかといえば、僕は宿題「✕(バツ)」派だ。

 

 

たかが宿題だろ?と思う人もいるかもしれないが、意外と宿題は大変。

 

準備が、チェックが、対応が大変。(対応というのは、宿題をやってこなかった子に対する指導だ)

 

 

 

そして、何よりも教室の子どもたちは多様だ。

 

それなのに、「同じ内容をどの子にもやらせる」というのが本当にナンセンスだと思っている。(自戒を込めて)

 

10分で終わる子がいれば、2時間かかる子もいる。

 

それなのに、毎日同じ量の宿題をやってこさせ、できなかったら休み時間を無しにして、宿題をやらせる。あぁ勉強嫌いにさせる。

 

何様だろう宿題。休み時間よりあなた(宿題)は学びの価値があるのか?

 

 

夏休み前に個人面談があって、何人かの保護者から同じ内容で感謝された。

共通するのは「石井先生が宿題で追い込む先生じゃなくてよかったです」だった。

 

 

 

で・も・ね。

 

 

そんな宿題否定派の自分でさえ今は正直、宿題を出さざるを得ない状況なのだ!

 

5年生の授業内容は多い。それなのに、行事だ、調査だ、テストだ、そんなんでどんどん授業時間はなくなっていく。(別件だけど、本当に学力の向上を目指しているのなら、あらゆるイベントを取っ払って、授業に集中すれば日本の教師なら相当実績を挙げると思う。まぁ、でもイベントも大切だからそれは難しいところだ)

 

 

必要だと思うよ。本当に必要だと思うんだよ。「漢字ドリル」や「計算ドリル」。

でも、このツールは1つスレスレの心理で「何とか学期末までに終わらせなきゃ!」って、プレッシャーにもなるもんだ。(根底は保護者からお金を払って買ってもらったものだから、絶対にやらなきゃ!という不安の心なんだけど)

 

僕とて例外じゃない。

 

本当は授業でやるのがベストなんだけど、マジで時間がとれない。じゃあどうするのか?泣く泣く宿題にするしかない。それで心の中では「ゴメンね」でいっぱいなんだけど、でも教師も人間だ。宿題を忘れしまう子がいたらやっぱイラッとくる。

 

あぁ、悪循環…

 

 

あとは、学年で宿題を出しているなら、同僚という「立場」も大切になる。

 

「あのクラスは宿題を出されているのに、あのクラスは宿題を出されてないのはなぜ?」といった類の質問が絶対くるので。

 

 

 

想いはあるのに、力がない…

 

 

そんな自分の非力さがムカつく!

 

同時に「なぜあなたのクラスだけは…」という質問もやっぱ実はこわいんだな。臆病者。

 

 

システムを変えるのは「想い」も「力」も大切だけど、物理的な「時間」というのもやっぱ大切だ。急に変えるのは難しい。摩擦も大きい。一歩間違えると火傷する。

 

勝負の仕方を変えなきゃ。

 

 

あぁ仕方ない!

宿題は出す!

 

 

でも「考え方」と「やり方」を変えよう。

 

 

多様な子どもに同じ内容を出すからダメなんだ。

その子にあった内容にすればいいんだ。

でも、日々の忙しさで、まさか約30人にあった内容なんて出せないだろう。仮に出せても毎日は絶対無理だろう。

 

 

 

 

あぁ、でも、なんで、なんでこんな簡単なことに気が付かなかったんだろう?

 

その子にあった内容にするには、

 

 

 

「宿題の量を減らしてあげればよかったんだ…」

 

 

 

例えば、計算ドリルには20問の問題があったとする。その20問が今日の宿題。

でも、勉強が苦手で時間がかかってしまう子は「1問」でもよかったんだ。

 

たった1問でも、その子にとっては立派に宿題をやり遂げたんだ。めいいっぱい褒めてあげようじゃないか!!!

 

 

 

前置きがすっごく長くなってしまったけど、宿題契約の実践はこう。

 

① 今日の宿題を伝える。

② 子どもたちは宿題の内容と自分の能力、今日の自分の予定(習い事や家庭の事情)の中から総合的に判断し、全部できないと思った子は、帰りのあいさつが終わったら、僕のところにきて、「今日は〜な事情があるので、ここまでしかできません」と契約する。

③ 明日、その内容を確認する。当然みんなより少なくてもきちんと契約したので認める。ちなみに契約より多くやってきた場合はメチャクチャ褒めてあげる。(子どもはえらいから、けっこうこのパターンなんだけどね)